北進の教育目標の一つに「自ら目標を立て、努力を惜しまない人間を育てる」というものがあります。確かに、進学塾である以上、高校入試にはこだわらなければなりません。しかし、一人ひとりの子どもたちの長い人生の中では、高校入試そして高校進学はほんの一つの通過点に過ぎないのです。
「人は努力を裏切るが、努力は人を裏切らない。」冒頭のこの言葉は当塾を卒業した一人の生徒の言葉なのですが、彼女は自分自身の意思で「看護師として社会貢献する」という目標をたて、現在、最難関の看護系大学で勉強を続けています。毎年1〜2回、彼女から塾に手紙が届き、その文面からは常に北進の教育目標を体現している彼女の姿が浮かび上がり、我々を多いに奮起させてくれるのです。
もちろん、彼女以外にもたくさんの卒業生が巣立った校舎に気軽に立ち寄り、講師と自由に語り合っています。私たちにとっても大きな財産であるこの校風を、今後も堅持していきたいと考えています。
さて、現在も北進には様々な生徒が通ってきてくれています。全国・全県規模の模擬テストで10番以内に入る子どももいれば、野球・サッカー・コンピューターグラフィックデザイン・吹奏楽・将棋などで全国的な実績を上げている子どもも、そして、そういった派手な実績がなくとも素晴らしい個性を持った子どもたちが多忙な生活の中で北進に通って来てくれている現実を考えると、その責任の大きさに身震いするとともに、その感謝の気持ちを「情熱」と「行動」で表し続ける必要性を痛感するのです。
保護者の皆様が「塾」に期待することの多くは「成績向上」であると思います。それを当然のこととしてプラスαで、そしてそのプラスαを限りなく厚くすることで、将来を担う子どもたちを応援し、実社会で通用する人間を創造することこそが、我々の大きな責務であると考えています。
平成16年2月
北進ゼミナール塾長 西内 威